●クリドラタウンとは

プログラムの特長

○楽しく体を動かして心を高揚させ、意欲を引き出します。

○安心して自分を出せる環境を作り、自己肯定感を育みます。

○五感や好奇心を刺激し、集中力や観察力、想像力を高めます。

○自由でオリジナルな発想を、身体・言葉・造形・リズムなどで表現する創造的な活動を行います。

○ソーシャルディスタンスを保ちつつ、共同で体を動かしたり、考えたりすることによってソーシャルスキルを磨き、さらなる創造につなげます。

今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止のために、密接な身体接触や、飲食を伴う活動などが制限されます。感染予防のガイドラインに留意し活動を行っていく予定です。そのため活動の日程、内容などが頻繁に変更となる可能性があることをご了承ください。

 

クリドラタウンの”遊び”

クリドラタウンでは想像力を使った遊びの場を提供します。
ここでの“ 遊び ”とは『非認知能力』とも重なる 、「自己コントロール、集中力と反射神経、自己表現、相互理解、協調性 など社会で生きていくための能力を楽しみながら身につける」ものです。

●活動例

【新聞紙1枚だけで遊び尽くす】 ただの紙でしかないものが船になり、崖の道になります。制限があるから想像力が広がり様々な対処方法を考え出すのです。
【魔女の館】 河を渡り,ジャングルをぬけ、館に忍び込み、魔女に見つからないように部屋の中にあるものに返信して:近づき、大切な宝をとりかえすという壮大な『だるまさんが転んだ』。舞台装置は何もなく、すべては想像の世界で展開します。
【ポートレートからその人を想像する】 性格や家族構成を想像していくと、その人の生活や人生までが浮かびあがってきます。(国語の作文や社会の授業にも取り入れられるような活動です。)
【調理(食育)】 スタッフが作ったとれたて野菜などを使い、香りや食感の違いを感じ分けたり、作る相手に思いを馳せたり、ただの料理以上の広がりを考えています。
【その他】 暗闇の中での活動や、想像力を使った工作、五感を使った活動、運動会などを想像してその場の情景をみんなで作る『写真』の活動など。

こういった"遊び"の中で子どもたちは、決まった答えを強要されず、自由な発想を認められ、安心して自分を出せるようになります。異年齢の集団で互いの考えや創作したものにふれ、様々な個性と出会い、豊かな価値観を持てるようになります。そして、イメージを共有し、お互いに協力しあって想像の世界での難題を解決していきます。こういった創造的なドラマ活動(クリエイティブドラマ)を通して現実のコミュニケーション力やソーシャルスキルが高まり学校・社会での生きる力になります。

沿革

【平成4年〜】

「ところざわ児童文化祭」で「ドラマスクール」を開催

次年度以降、夏休みなどに数日の活動
平成6年 「ところざわ児童文化祭」は「所沢子どもルネサンス」に改称。「ドラマスクール」も「クリエイティブドラマ・ワークショップ」に改称。(現在は夏・冬・春の年3回で開催を継続しています)

【平成17年度】

「クリエイティブドラマ・ワークショップ」を母体とし、文科省「子どもの居場所づくり地域子ども教室推進事業」の助成を受け、日常的な表現教育活動を展開するために「所沢クリドラタウン実行委員会」発足
コーディネート:NPO法人アートインAshibina 主催:NPO法人アートインライフ 運営:所沢クリドラタウン実行委員会

【平成18年度】
「子どもの居場所〜推進事業」の助成は縮小されたが、地域から継続を強く望まれ、以降は当実行委員会が主催
主催・運営:所沢クリドラタウン実行委員会 講師派遣・監修:NPO法人アートインライフ
【平成19年度】
「子どもゆめ基金」の助成を受け実施。「リーダー養成講座」も実施

【平成20年度】
「子どもゆめ基金」の助成を受け実施。「リーダー指導者養成講座(初級、中級)」も実施
【平成21年度】
「子どもゆめ基金」の助成を受け実施。「リーダー指導者養成講座(子どもの権利条約講座、初級、中級)」も実施
【平成22年度】
「子どもゆめ基金」の助成を受け実施。「リーダー指導者養成講座」も実施
【平成23・24年度】
「子どもゆめ基金」の助成を受け実施。「地域スタッフ養成講座」「指導者養成研修」も実施
【平成25年度】

「子どもゆめ基金」の助成を受け実施。「指導者養成研修」も実施

【平成26年度】

「子どもゆめ基金」の助成を受け実施。「個性あるこどものクリエイティブな能力を伸ばすサポーター講座」も実施
第38回所沢市社会福祉大会で福祉功労者として表彰

【平成27〜令和3年度】
「子どもゆめ基金」の助成を受け実施。「個性ある子どもの能力を伸ばすサポーター講座」も実施
【令和4年度】
所沢クリドラタウン実行委員会独自で実施。 講師派遣・監修:NPO法人アートインライフ

活動が紹介されました

児童・青少年演劇ジャーナル『げき』7号(晩成書房刊)でクリドラタウンが紹介されました。
タウンに深く関わっていただいている、劇作家・演出家の西田豊子さんが、タウンの成り立ちや取り組んでいる活動、スタッフ紹介など8Pにわたって書かれたものです。興味のある方はご購入・ご一読ください。

街に根付く“クリエイティブドラマ”
『げき』7号

『げき』7号
晩成書房

1,200円+税